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2010「小豆島の家」House of Shodoshima
作品の創作にあたって、こんなエピソードが あった。
小豆島にある中山地区と肥土山地区は、かつて地域同士の交流があまり盛んではなかったと聞いた。そこで、王文志は、その両地区の住民に声をかけ、共に作品づくりに参加してもらうことを提案した。
作品の制作には約5,000本の竹が必要であったため、王はそれぞれの地域に2,500本ずつ竹を調達してもらい、さらにそれぞれからボランティアを募って、一緒に制作を行った。
王文志と共に「小豆島の家」を制作したことにより、島の人々のあいだには再び助け合い、心を通わせる関係が生まれた。
第一回の芸術祭で展示された「小豆島の家」は、双方の住民が交流する場となっていった。やがて、作品の解体が決まると、多くの村民から「取り壊さないでほしい」との声が上がった。
それを受けて、瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクター・北川フラム氏の依頼から、王は島の皆さんに約束の手紙を書いた:
「2013年に必ず小豆島へ戻り、皆さんと一緒に新たな作品をつくりましょう」と。
このエビソードは今では“心温まる物語”として語り継がれ、芸術家・王文志と小豆島との10年以上にわたる深いご縁の始まりとなったのある。
「小豆島の家」,竹
House of Shodoshima, bamboo








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